日本のみなさんさようなら
いやバーターならまだいいや、『協会のうしろだてありきの最強ライバル』ばかりを、なぜにそこまで賞賛する?
『大人っぽさが一枚も二枚もうわて・・・。』だとか、『彼女に合ったプログラムではなかった。もっと彼女のチャームポイントのかわいさで勝負すべきだった・・・。』とか。
セクシーが価値基準なら浅草★ック座にでも行きやがれ。あれを良い演技のお手本とするなら、これからのジュニア選手はみんな男に媚びたような、体をくねらせる、およそ少女らしからぬ光景が蔓延するぞ。
かわいさ勝負?笑わせるな。結果は既に2年前から決まっている。だからどんなプログラムを完璧にこなしても金にはとどかない。だから結果はこうなるオーダーだった。かわいい演技で負けたら、『ライバルと比べると演技内容がお子様でしたね。』っと言うくせに。
お願いですから、タレント程度の才能で厚顔無恥な批評をして、文化人気取りをするのはやめて下さい。各報道バラエティーのコメンテーターさんがた。
おそらく彼女自身も勝てる望みはかなり低いと思っていたのでは無いだろうか?
向こうもいつもの調子でそろえてくるだろう。自分も今まで造ってきたモノをここで完璧に演じてみたい。そうしてお互いに完全なモノを出し合って、結果を見てみたい。
そして万が一の?ジャッジ団の良心に、一縷の望みを見出したい。そこでの『審判』が、彼女の目的だったっと思う。
あの時泣いたのは、双方の『完璧』を、不公平とはいえ、現ジャッジ団にどちらが優れているか評価してもらいたい。でもそれが、自身のミスで水の泡となった・・・それで悔しくて泣いたのだと、僕は思っている。
大舞台で完璧に演技出来たライバル。重圧でミスした方は、やはり心が弱かったのだろう。
そんなような事はさんざん言い尽くされていると思うが、この2年間、執拗に繰り返されたダウングレードやらエッジ違反やら・・・シリーズ戦での絶不調は彼女がダメで落ちたワケではなく、そういう大きな意思によって追い込まれ、落とされたもの。
もし同じ事をライバル選手がやられていたなら・・・選手は不満をぶちまけるだろうし、その選手の国のメディアは躍起になって批判しまくるだろう。
いつから本邦の人々はいざこざを嫌うようになったのか?1945年より前は、あれほど偉そうだったのに。笑
次回の頑張りに期待しましょう?青春時代の数年間をそれのみに費やしている人間に、そんな簡単な言葉だけでエールを送ることは、僕には出来ない。
次回は次回で、取れなかったその他の国が猛烈な政治力を発揮してくるに違いない。だからこそ、今から裁定はくつがえらなくても、おかしいものはおかしいと言わなくてはいけない。なにも言わないってのは、それを『正しいものだった』っと黙認している事だ。それが世界の常識だと思う。
いつの間にかこの国は、世界中から干渉を受けるようになってしまった。それはこの国が嫌われているということでは無いと思う。多分、無理を言えば折れ、あわよくば儲けになる・・・そういった事ではないだろうか?
お人よしのこの国の人たち。他国の顔色をうかがって自国の人間を評価しない内ゲバ体質の人たち。深く掘り下げることを面倒がって簡単な思考へ流れる人たち。
日本のみなさんさようなら。笑
追伸・・・
『日本のみなさんさようなら』とは、日本映画ばかりを取り上げた、リリーさんの映画批評本である。
とてもくだらなくて、時には批評になっていないモノも。でも僕はそこに、リリーさんのただのスケベ心とパンク精神の、崇高なコラボを見出すのである。
あ、読んでもためにならないので、読まない方がよろしいかと。笑