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ヒューマンサイクルダイアリーズ

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京都府宇治市の自転車屋/GLITTER TUNEのブログです。

DERRINGER 完成

普通に市販したモノはもちろん試作で終わったモノも含め、通算何作目の自主企画・設計なのかすっかり判りません。

自分の企画以外にも、工場(←フジアロイ)に寄せられる製作依頼(大まかな絵程度で『これを造って下さい!』ってのがかつては結構あったので。苦笑)のコーディネイト&設計のし直しを含めると、たぶん30アイテム近くになると思いますが、正直もうそういった仕事に疲れ果ててしまいました。

自転車への情熱が失せたとかってのでは無いのですが、僕個人も含め、日本国内のあらゆる環境が苛酷過ぎて、今後は国内で、軽合金を使ったニッチな競技路線のフレームを造ることは出来ないでしょうね。いや出来ないというより『利口ならやらない方が良い』と言った方が正確かもしれませんね。

一点モノのオーダー品ってのなら依頼者が青天井の予算を組んでくれればいくらでも出来ると思いますが、僕は一点モノってのはどうも性に合わなくて、小ロットでもいいから既製品を造りたいんですよね。

ま、そんな無意味な拘りがなくて宣伝を巧くやって資金も潤沢にあれば国産も可能だと思いますが・・・うーん、利口な人ならやめた方が良いと思います。苦笑





工場の状況的にもこれで最後の、フジアロイ製×タイラ企画の、ユースサイズMTBフレームがようやく完成にまでこぎつけられられました。
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ちょっと常識では考えられないくらいの時間がかかってしまい、関係者の方々には何度お詫びしてもし足りないほどのご迷惑をかけてしまいました。誠に申し訳ありませんでした。



しかし・・・2002~2003年に製作したffのそのままの図面でまた再生産するのではなく、ffの一番小さなサイズの実際の運用のされ方をさんざん頭に叩き込んだ上で、今現在求められている機能をフレーム単価7.35万に可能な限り盛り込み、旧作から8年ほど経過して進歩したパーツに合致する『最新』のモノにするべく・・・。

正直、その手の作業はさくさくと進められるものではないのです。毎日の生業との並行作業で結局は1年以上の仕事となってしまいました。僕も自転車屋のハシクレなので自転車フレーム設計もその仕事の一環と思われがちですが、全く新しいフレームを造るというのは、ズバリ言うと自転車屋の仕事の範囲ではないのです。本来ならもっと資本力がある会社がやるべきなのです。

が・・・そんな商売ドガイシの仕事に首を突っ込むなんて、やはり利口ではないんですよね。だからどこもやらないんだと思います。『うちもちょっと考えてるんだよねぇ』って話しはちらほら聞いたことはありますが、結局どこも首を突っ込んでこないんですよねぇ。



ま、これ以上ネガティブな話しはしません。時間はかかりましたが『最先端の子供用MTB』であることは間違いありません。未塗装でブランド力はほぼゼロですが、世界中のどこを探しても存在しない、素晴らしい戦闘力を秘めた逸品だという自負は、それはもうハンパないです。

ちょっと早めでも24インチのわっぱで組めばかなり前倒しでも無理無く乗って頂けるはずです。多くの旧ffでそのように運用されているので実証済みです。¥73,500(税込)に価値ありと思って頂けましたら、是非お求め下さい。ジオメトリはこちらを参照下さい。



関東では小川輪業さんが大々的に取り扱って下さいます。そしてお盆休みぎりぎりの納品となってしまいましたが、8月13日(土)には、フジアロイの御殿場工場より複数本のフレームが納品される予定です。

当店以外では、現状、肉眼で確認頂ける唯一のショップが小川輪業さんです。ご興味がおありの親御さん&やんちゃ坊主さんは、是非店に足を運んで実物を確認して下さい。



当店の通販サイトには後ほど登録しておきます。
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by the-riddlebikes | 2011-05-09 23:03 | デリンジャー