退役艦

でもでもそれでも、数年間の通勤の足として、オーナーさまの生活を支えていた。
素性はどうあれ、ちゃんと有意義な時間をオーナーさまと過ごした・・・っと、いうことにしておこう。笑
僕はルック車だろうがナンだろうが、『修理してくれ。』と言われたらやります。
もちろん車体の価格や価値に見合った方法・内容での修理となるのですが、毎日使っているオーナーさまにとっては10万だろうが1.5万だろうが、大事な『アシ』にはかわり無い。
『どこまでやるか?』を、修理依頼にいらした時の短時間の会話から探り出して、そのレベルの修理をする。
PL法などでおよびごしになっちゃう部分もあるが、ちょっとのリム曲がりくらいなら張りなおしの暫定修理でまた数ヶ月乗れる。預かっちゃうと翌日の通勤でナニに乗るの?
約60余年、この国は戦火に見舞われていませんが、毎日毎日『朝は戦争』です。笑
臨機応変に短時間で再度出撃出来るように修理するのも、一丁前の整備兵としての重要な任務かと・・・。
で、この自転車は修理したかというと・・・まったく新しく、新車を購入して頂きました!笑
だってメインピボットを中心に、お魚みたくクネクネするんですもん。僕から進言するまでもなく、『もう嫌だ。新しいの組んでよ!タイラくん!!!』って感じで。笑
予算の都合上、デバイス付きの9速仕様には出来ませんでしたが、載せ換えで余っていた3×8速のシマノコンポをメインに、通勤快速仕様に仕立て上げました。
出来上がったのは納車直前の暗い時間帯だったので写真がありませんが、万が一盗難にあった際の『迷子を捜しています。』のチラシ作成用として、写真を撮っておくことをお奨めします!
数年間、オーナーさまと朝夕の出撃・帰還という激務を共に過ごした車体は、環境に配慮して廃油類をいっさい取り除き・・・

そしてやがては朽ち果て、大海原のミネラル分として溶け出し、オーナーさまの『朝一杯のミネラルウォーター』として、ひっそりと帰ってくるのかもしれません・・・。
(↑もちろんウソですよ。ちゃんとスクラップ回収に出しましたので。笑)


