3rdモデルの市販版の生産に付いて
シュンスケくんのお父さんからは、『「きっと売れるだろうから、造ればいいのに・・・。」おおむねそんなような事を、立川の練習仲間から言われているんですけど、どうですかね?』っと、随分以前から言われていました。
しかし今の僕の財力では、たった数本でも在庫が残ってセールで処分という手段は取れません。最初は好調でも残り3~4本をさばく為に特価で処分となると・・・赤字とはいかずとも、商売としては成立しないものとなってしまいます。
コメント欄からお問合せ頂いたりもしたので、その件に付いては同じエントリーのコメント欄でお応えしておりますが、改めて市販版を製作するうえでの、予定する仕様・価格・条件等を示しておきます。
【仕様・内容】
①フレームのみでの販売です。
フォークはもちろん、アンダーガードやチェーンテンショナー等の付属品はいっさい添付されません。
②未塗装での販売です。
競技用の機材であり、また価格を抑える為、塗装の工程を省きます。水にぬれたあとでも速やかにからぶきを行えば腐食は防げます。もちろんご自身で塗装頂いても結構かと存じますが、万が一再溶接が必要な修理が発生した場合、未塗装の方が速やかかつ安価に修理が可能です。
③ステッカーは1セットは添付したいと考えております。
ブランドロゴ等のステッカーセットを、フレーム毎に1セットは添付したいと考えております。販売時には貼り付けは行わないので、任意での貼り付けとなります。
④造りの簡略化をはかります。
今現在考えておりますのは、ヘッドチューブの旋盤加工を市販版では施工致しません。工場の出荷価格を少しでも安価にしてもらえるようにとの配慮です。たったこれだけの作業ですが、数千円のコストダウンが引き出せる可能性が高いです。その他変更点が発生する場合は、随時ブログにて告知申し上げます。
⑤ディスクマウント部の補強を行います。
今現在の3rdモデル(シュンスケモデル)にはリアエンドのディスクマウント部への補強はとある理由で意識的に未施工ですが、市販版ではより強度的なマージンを確保する為、補強を入れる可能性が高いです。また、ルーズホール状のキャリパー固定用の2穴に付いても、通常の丸穴へ変更する可能性がございます。その他変更点が発生する場合は、随時ブログにて告知申し上げます。
⑥ジオメトリーの変更は行いません。
トライアルにおいて『軽さ』は非常に重要なファクターではありますが、私はそれ以上に、『最適なサイズであるか?』を重要と考えます。100mを9秒台で走るアスリートの超軽量レプリカシューズをはいても、サイズが合わなければまともに走れません。3rdモデルではリアセンター長を325~338㎜と設定しました。この数値は私の知る限り、世界中を見渡しても最短の数値かと存じます。しかしただバックを短くするとホイルベースも同時に短くなってしまいます。その問題を少しでも解決するべくフロントセンターを580㎜と設定。もちろんただフロントを長くするだけだとBB~ヘッドセット/アッパー側までの距離が遠くなってしまいますので、ヘッドアングルを71°とねかし気味に設定することにより、『遠過ぎないポジションながら必要なホイルベースをかせぐ。』ことに成功しています。またBB高も安定感を求めるならば30㎜前後が良いかと思いますが、フロントアップのし易さをより顕著なものとする為、35㎜としております。ダニエル・・・初心者のちびっこ達に必ず必須の技術ではないですが、この技が比較的早く習得出来るか否かで、トライアルを楽しいと思ってくれるか上手くなれないから嫌いだと言い出してしまうか・・・些細な数値の違いですが、結構大きな部分かと存じます。
⑦チュービングの変更は行いません。
フレームを構成する各パイプ。自転車ではチューブとよぶ場合も多いです。私はだいたいチューブと言います。3rdのみならずキッズ用のフレームは、大人用と比べると非常に細く華奢なチューブを選択しております。それは強度的なマージンを残しつつ軽く仕上げる為。また、子供が乗って『硬い』と感じない為の配慮でもあります。こういった部分の検証を行う為にも、今しばらくはシュンスケくんの乗るフレームで様子をみたいと考えております。
【価格】
⑧フレーム価格は¥73,500(本体価格/¥70,000)以内を目指します。
この価格で提供するには一括生産の必要があるのですが、その数量は後に示します。この価格以内での販売が無理な場合は、市販版の生産を行わないという選択肢もございます。1点モノ・個別のオーダー扱いでの製作・販売という方法も残っていますが、フレーム1本=10万円(税別)という価格と、GLITTER TUNEのみでの販売となるということです。
⑨新規企画の市販版フレームは、業販にも対応致します。
大げさな言い方かもしれませんが、日本全国津々浦々の方々に安心して使用して頂く為にも、新規で企画したフレームは業販での販売にも対応致します。ベテランライダーの場合は組立もメンテナンスも手馴れたものでしょうが、今まさに始めよう考えられておられる方々には、やはり困った時に相談出来るショップさんはなくてはならない存在です。GLITTER TUNEで買ってもらうのが一番儲かることは間違いないのですが、安くない買い物をして些細なトラブルで乗れなくなってしまうのでは、『楽しむ為の機材』を提供しているのに本末転倒です。今回の3rdフレームが気になった方はこちらへお問合せ頂くと共に、なじみのショップさんへも聞いてみて下さい。1stと2ndは複数のショップさんへ出荷した経緯がございます。今回も、以前と同様という事です。
【条件】
⑩一回の生産で=10本以上で、フレーム1本=¥73,500以内の価格が可能となります。
条件といってもお取引の条件ではございません。あくまで、現実的な価格を実現する為の工場あるいはGLITTER TUNEでの条件です。理想は10件以上のご注文が前もって入る事なのですが、状況はそんなにやさしいとは考えておりません。最低でも、8件は前注文で頂いていないと厳しいと考えております。ショップさんへは2本オーダー頂くと少しご負担が減らせるような価格を検討する用意もございます(この件はフジアロイ社長との話合いも必要ですが・・・)。キッズ用のフレームを検討中のお父さまお母さま、日本製・フジアロイのフレームも、是非その候補の一角に加えて頂きたく存じます。
GLITTER TUNE/tayla


