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ヒューマンサイクルダイアリーズ

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京都府宇治市の自転車屋/GLITTER TUNEのブログです。

ツライチ嫌い

旧友N山氏(旧ぼるちゃん)のエヴァ・弐号機をようやくくっ付けました。ま、とっくに仮ではくっ付けていたのですが、フレーム換装にともなうダウンスイングタイプのXTのFメカやらを取り揃えなくてはならなかったので、のーびのびの、野比のび太だった訳です。

Fメカが・・・というのはとーぜんイイワケでして、遅延の主な理由は、ぼくの中の芸術家大先生が、『創作意欲が湧いてこねーのよ。』っとバックレ気味だったのは、知る人ぞ知る、疑う余地の無い事実なのであります。





で、そのエヴァ・弐号機ステムなのですが、ステアリングコラムのバインド部分が上下切り離されています。んん??ちょっと解り辛い表現ですかね?ようはトムソン・X4みたく、あるいは天才バカボンの本官さんの両目みたくつながっていなくて、上下のボルト部が離れてしまっていると言いたいのです。画像が荒い等の苦情はここでは受付けませんので、アシカラズ。
ツライチ嫌い_c0100318_16262356.jpg
『オトコのツライチ』などと、とかくツライチにしないと男らしくないという風潮の昨今ですが、ぼくはツライチがあまり好きでは無いのです。特に今回のエヴァステムみたく分離したバインド部の場合は、絶対にヤリたくないのです。

ステムのコラムバインド部の長さはそれこそステムごとに様々な寸法となっているのですが、より適切なトルクで間違い無く固定をするならば、そのバインド部全てが、ステアリングコラムにかかっているのが、一番良いと考えています。

『このフレーム&フォークのセットを使い続ける限り、今くっつけているヘッドセットとステムを変更することは無い。他にユウヅウが効かなくてもいいから、ツライチでよろしく。』

そこまでのオトコっぷりを見せられたらやらないでもないですが、トップキャップの裏がスペーサー、あるいはステムの上面をキャッチする形状だったりすると、そのキャッチの構造がコラムのトップに微妙に接触していたり、同じくキャップのキャッチ部分がコラムよりも若干径が大きく、ステムがコラムをバインドする前にそのキャッチ部を圧迫。締め付けボルトは指定された締め付けトルクを示していても、実はトップキャップを締め付けているのであって、コラムは締め付けてはいない・・・そんなケースを、ぼくはいくつか知っています。

全ての人がキングのヘッドを使う訳では無いし、スペーサーいっさい無しで組立てる訳では無い。特にクロカン志向の人はその時の体調・気分でポジションを変更したがる。そんな人には、やはり『ツライチの危うさ』を実物を前に説明し、出来れば、ツライチにはせずに、5㎜程度のスペーサーを1枚、ステムの上っ面に入れておく事をお奨めしているのです。

更に言うなら、今回のエヴァステムみたく分離式の場合は、うっかりすると下側のボルトのみで締め付けるハメに・・・男らしさのウラには、常に危険が潜んでいるんですねぇ。どうかどうか、夏真っ盛りの女子の皆さん、ヤヴァいオトコには、くれぐれもお気を付け下さい。



あー、ナニ言っているのか、自分でもさっぱり分からなくなってきたおー。(*´д`*)

by the-riddlebikes | 2009-08-01 23:09 | ヒューマンサイクルダイアリー

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