SUBROSA/2011 Letum fixed 組立
単純に『カタチ』にするだけなら、梱包をほどいてタイヤに空気入れててきぱきとパーツをくっ付けて行けば、たぶん1時間もせずに自転車として成立すると思います。
本来工業製品としてはそのまま『てきぱき』で成立するのが当り前なのですが、実はその辺が、意外とそうでも無いのです。
まずシートを支えるシートポストが挿入される部分。工場でもざっとリーマーは通されていますが、結構ささくれていたり溶接のウラ波でスムース・イン出来なかったり。

続いてBB(ボトムブラケット)部分です。ハンガーとも言ったりします。ここもあちこちのチューブ(パイプ)が収束してきてガッツリとTIG溶接されているところなので、入熱による歪みや、工場でのスピード重視の切削作業で残ってしまっているバリが見られる場所です。

BBの端面・・・今回のようなスクエアアクスルのBBのままならそれほど神経質にならなくても大丈夫なのですが、将来的に3ピースクランク&例のBBへバージョンUPした時に、そのひと手間をかけたかかけなかったかで、品物の価値が変わってきます。
最も刃物を入れて補正しておきたいのがヘッド部分です。現在のFixedはBMXメイカーからのリリースが多く、かなりBMX的な造作が多いです。Fixedの進化をみると、BMXメイカーがFixedの流れを決めるのは自然なことのように思います。


もちろんそのままでもおおむね大丈夫なのですが、かなりの確立でベアリングがバラけて、ハンドリングに異常が現れます。不快なレベルで収まってくれれば良いのですが、最悪はベアリングが完全に砕けたりと、色々と厄介なことになりそうです。
しかし不安要素は最初から取り除けばいいだけなので、ヘッド上下のベアリングが座る部分も切削しておきます。
フレームの下処理が終われば次は前後のわっぱです。

これら作業を経て完成します。作業時間はそうですねぇ、たぶん1台に4時間ほどかかっているでしょうか?手が遅いってのもあると思いますが、丁寧にやるとそのくらいかかっちゃいます。
ここまでやって、やっと『納車しよう!』という気になって、お待ち頂いているお客さんに『出来ましたぁ。』の連絡をするわけです。
SUBROSA/2011 Letum fixedの国内定価は¥69,900(税込)ですが、当店では現金会計の場合は消費税分カットの¥66,500(税込)にてご提供です。(515mm・540mm)
そして宇治では更に、今までやりたかったBMXにも力を入れて行こうと思っていて、それらの販売価格も、現金=消費税カットでの販売となります。価格競争というより、クレジット決済の方との差をつけたいからです。頑張って貯金して現金ですぱーんと買ってくれる方への、ささやかなサービスととらえて頂ければ。


