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ヒューマンサイクルダイアリーズ

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京都府宇治市の自転車屋/GLITTER TUNEのブログです。

SALSA CYCLES/FARGO(S=16"・旧型) 組立途中経過

同一ロットで生産されているはずだから当たり前っちゃあ当たり前なのですが、あいかわらずディスク仕様の車輪なのに従来式のイタリアンであや取りされていたので、まずはその組み直しから。
SALSA CYCLES/FARGO(S=16\"・旧型) 組立途中経過_c0100318_15583872.jpg
ハブ軸も一度分解してグリスの量や締め付け直しをして、んでもって車輪の修正完了です。この作業だけで、かるく2.5~3時間はかかってますかねぇ。苦笑

採用されているリムの外幅ですが、僕の記憶がVAYAとごっちゃになっていたようで・・・外幅が30mm程度ですので、28Cのタイヤをはかせるのはよろしくなさそうです。細いタイヤをはかせるなら、35C程度が限界ではないでしょうか?あと、純正で採用されているタイヤは2.0~2.1程度ですので、35Cまで下げてしまうと車高=BBが15mmほど下がってしまいそうです。『着く着かない』がクリアになっても、その辺りのリスクも考慮して、サイズを変更頂ければなと・・・。





オーナーさんの体格を考慮したシートの高さです。
SALSA CYCLES/FARGO(S=16\"・旧型) 組立途中経過_c0100318_16282097.jpg
ポジションの好みはあると思いますが、実際にはあと10~20mm程度高い位置に、シートが固定される可能性大です。



純正で採用されているステムの仰角は0°(90°)を基準と考えて15°アップ程度でしょうか。添付されているスペーサーを全てステムの上側において、ブラケットの高さはシートの高さよりも30~40mm程高い位置となります。
SALSA CYCLES/FARGO(S=16\"・旧型) 組立途中経過_c0100318_16315133.jpg
ステムの下に5mm程度のスペーサーがまだ座っていますが、こいつはヘッドセットとバーターで組んでおいた方が良さそうな構造のモノですので、この状態で『スペーサーゼロ』状態です。もう少し低いポジションを取りたい場合はステムを反転する方法がありますが、ミテクレ的にアレな感じですので、根本的には仰角が少なくレングスの短いステムに変更するのが良いのではないかと。

コラムの長さ設定ですが、純正で添付されてくる10mmハイト×3枚をセットした状態でカットして、252~253mm程度です。ちょっと長めですが、スペーサー×3枚をセットした状態でのカット良いのではないでしょうか?ポジションが確定してからカットするので、全然遅くないと考えています。



ケーブル類は少し長めですが、ハンドルバーを最も高い(遠い)位置で組んでも間にあう長さです。ま、MTB的に考えればこの長さでも全然長くはないです。
SALSA CYCLES/FARGO(S=16\"・旧型) 組立途中経過_c0100318_16372836.jpg
余剰なくぴったぴたのアウターで組むのもいいですが、こけた時にハンドルがぐりりんぱしてもつっぱらない長さを残しておく方が、トラブルが少ないと考えています。

もう10mmでも短いステムなら、ドロップバーはもう少し手前側に巻き込みつつブラケットも低めに設定して、下ハン部を握っている時にもブレーキレバーに指がとどきやすくするべきかもしれませんが、まずは純正パーツで無理なく乗れるポジションを作らなければならないので、最初はブラケットを握った状態でのポジションを最優先としました。



最後に余談ですが、FARGOのにしてもVAYAにしても、前の世代のモデルには、サドルに至るまで、SALSAの刺繍が入っていました。コスト的に考えると無駄な仕様ですが、こういった部分で『前のモデルのがいい』という方も少なからずです。
SALSA CYCLES/FARGO(S=16\"・旧型) 組立途中経過_c0100318_1646633.jpg
あとこのポスト。レール部の固定とシート(サドル)の仰角設定がそれぞれ独立して施工出来ます。『だから?』って感じですが実際にはかなり便利です。今は既に手に入らなさそうですが・・・。
by the-riddlebikes | 2011-10-01 23:17 | サルサ

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