アーカイブス/07.04.26編集
(敬称を付けるといまいちダサいので。一成君、ご容赦を。)
卒業式の季節はとっくに過ぎて、入学式も通り過ぎた・・・というか、この写真は‘06年2月頃の写真だ。一年以上前の写真ってことだ。
何を卒業した時の写真なのか?
the riddlebikes “foo fighter”を卒業した時の記念写真です。
BMXの方では随分以前からマングースの供給を受けていたが、MTBはフリーだったので僕がそこに割って入ったのだ。
でも、JOSFやSMXでMTBの実績も出てきて、いつまでも僕の企画する小さなプロダクトにとどまる事も無い。なにより、マングースを提供してくれているMXにもこのままの状態では道理が合わない。
一成本人、ASTマスター高山さん、そして僕。三者の話し合いで・・・
MTBの方でもMXさんにお世話になろう。
贅沢言わず、完成車でもなんでもいい。
そいつでまた成績出して、一歩づつ状況を良くして行こう。
だからffは‘05いっぱいで引き上げる。
MXの社長さんには自分で交渉しろ。
・・・こんな出来事を経て、無事マングースのMTBにスイッチしての卒業記念写真。
たしかシャッターを押してくれたのは宮崎大地だったかと。
奇しくも大地が写真を撮ってくれたのは何かの縁か?
今はその大地が、ffのおっさん向けの派生モデル“foo fighter HJ-EVO”を乗ってくれている。
一成は僕が最初にサポートした人物だ。
ffの試作版で高井豪と寺前君に乗ってもらったが、前者の高井さんは僕のMTBの師匠。その恩人にプレゼントの意味であげたもの。後者の寺前君は、当時はまだまだ現役?BMXレーサーだったので、彼くらいの体格の人間に乗ってもらってどうなのか?を検証する為。
『君の成績次第で売れ行きが左右する・・・頼む、どうか気合の入った走りで成績をヨロシク!』といったかたちでは最初のライダーなのだ。
そして約二年半程の期間、充分に大役をこなしてくれたと思っている。
二年半の労をねぎらうにはややチープではあるが、一成を食事に誘った。
でもゆじろを放っていくと喧嘩になるか?とも思ったので、三人で大泉で晩飯を食った。もちろん僕は呑むばっかりだったが・・・。
その時に、『大ちゃんやyou君たちと買い物に行ったときに見つけたんだ!ほら、似てない?』っと、僕にゲバラのステッカーをプレゼントしてくれた。
素直に嬉しかった。もう少し酒が進んでいたら泣いたかもしれない。笑
今でも使わずに、大事に飾ってありますよ。
いま一度、彼の乗ったフレームを写真に収めてみた
こうやってみると、『もっとこうすれば・・・』って部分がどんどん頭の中で回りはじめるが、こいつを創った当時はそれなりに真剣に考えての出来上がりなわけだ。そんなにクヨクヨする事も無いだろう。
何故今更写真に撮ったのか?大事に乗ってくれる人に譲ろうと思ったからだ。
訳あって、好意で貸してもらっていた倉庫を引っ越す事になった。んで次のところはそんなに広くない。記念の品として今まで取っておいたが、スペースがそれを許さない。
それよりなにより、まだまだ、僕のプロダクトは思い出にすがっている場合じゃないと思ったから。そういう事は、もっと歳をとってからやる事だ。
大事に使ってもらう意味も込めて、タダでの提供は考えておりません。
¥10,000(税込)で予定しております。興味のある方は・・・
the-riddlebikes@excite.co.jp
・・・までお問合せ下さい。
なお、一成は2本のffフレームを乗り継ぎました。ご提供するのは2本目の物で、1年半程の使用期間です。
最後に・・・
非公式コメントは乗っていたご本人様です。笑
凄く嬉しい言葉を残してくれていました。たとえお世辞でも、僕には最高の誕生日プレゼントになりましたよ!
ありがとう、一成。もっともっとビッグでタフになってくれ。お前ならきっと出来るよ!!