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ヒューマンサイクルダイアリーズ

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京都府宇治市の自転車屋/GLITTER TUNEのブログです。

地震大国


僕の好きな漫画家で“かわぐちかいじ”って人がいます。
今現在連載しているのはモーニングで“ジパング”ってのと、ビッグコミックで“太陽の黙示録”っていうののふたつだったと思う。

かわぐちさんの漫画はいつもテーマが重めで、連載しているのもモーニングとかビッグコミックといった大人向けの漫画誌だから、僕の周りで『俺も読んでる!』って人に遭遇したことがないです。

最初にかわぐちさんの漫画を読んだのは沈黙の艦隊だったと思う。
高校生のときにモーニングで連載しているのを発見して読み始めたから、彼のファン歴17~8年!
もちろんその高校時代にも、周囲で読んでいる人は皆無でした。






で、今の連載のも当然毎週欠かさず読んで(当然コンビニで立読みだ!)いるのですが、今回は太陽の黙示録って方の小話を。



太陽の黙示録ってのは・・・
日本列島が連続多発的な大震災に見舞われて、国土の多くが海に沈んでしまい、多くの人が死に、死なないまでも海外に移民し、望もうが望まなかろうが列強の干渉を受けて・・・といった出来事から話は展開していくのです。

代々政治家の家系の舷一郎って人物が主人公で、その仲間に張(チャン)や、もともとは日本人だった羽(ユイ)が加わり、荒れ果てた日本をいかに再興するのか?

日本は、米・中二大強国の干渉無しには国家として存続出来ない状態で、南と北に分断。それぞれに宗方操や孫市といった政治的、経済的にも敵対するキャラクターがいて・・・。
お気づきですか?そうです。三国志をモチーフに描かれている部分が多々あるのです。



震災でぼろぼろになってしまった日本の、架空の再建国話みたいな側面もありますね。
また作者のかわぐちさんがどっかのインタビューで・・・
『果たして日本人は、この慣れ親しんだ国土を失っても、日本人として生きていけるのか?』
・・・ってなことも言ってました。

『日本人は日本人じゃん。どこに行っても変わらないよ!』
果たしてどうでしょうか?何世代も異国で暮らしていけば、その国の人になってしまうもの。かろうじて残るのは日本風の名前くらいか?
善い悪いは別として、例えるなら、自分たちのルーツの土地を離れ、流浪し続けても、ユダヤ人のように民族のアイデンティティーは失わないでいられるか?ってことでしょう。



今年も地震だらけの日本。
新潟なんか、つい最近あったばかりなのにまたしてもデカいのが・・・。

いずれ東京にも来るかもしれません。いや、来るでしょう。
防災対策や防災グッズの備えは万全に越したことは無いでしょう。でも、心の準備も必要なのかもしれません。
準備というか、覚悟と言ったほうがピンとくるかもしれませんね。

何度でも立ち上がる覚悟・・・はたして身に付くのだろうか?
地震大国_c0100318_16553890.jpg

by the-riddlebikes | 2007-08-16 22:51

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