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ヒューマンサイクルダイアリーズ

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京都府宇治市の自転車屋/GLITTER TUNEのブログです。

foo fighter HJ-EVO(製品版)/概要


さて、みのもんたではありませんが、9月またぎになってしまったこの件を当局もこの場で示しておきます。
foo fighter HJ-EVO(製品版)に付いてのあれこれです。




随分前・・・盆休み直前に横田Pとekくんと当局の3人で、池袋で呑みながらの評議会を開きました。
何も無しで話しをするのもナンなんで、先だって各位より回答頂いたアンケートを資料(肴とも言う)とし、あれこれと製品版に際しての決定をしていきました。以下の通りです。



【サイズ展開】
試作版の通りの全3サイズにて製作します。ただし、調整程度にトップ長を変更します。
M/Lサイズのトップ長=550㎜を基準とし、S/Mを+5㎜、XLを-5㎜、試作版より変更します。

唯一S/Mサイズを使用している横田Pの意見・・・
このサイズに慣れたっちゃあ慣れたが、坂田やekさんのに乗ると凄く楽に感じる。バイクまかせで乗ってられる感じ。でも、ショートトラックコースだと170㎝以下の人にはM/Lだと少し長く感じるかも。S/Mのトップ長535㎜を540㎜にするとどうだろう?この範囲の変更なら、170以下の人でも対応出来ると思う。

湯田くん、得津くんの意見・・・
とにかく高速域では非常に乗りやすい。ハンドリングに神経質にならなくて済む。富士見のCコースも少し走ったが、充分行ける。ただ、もう少し積極的にコントロールしたいという部分もある。

以上の意見を反映し、横田Pとも話し合った結果のトップ長の変更となりました。
試作版  S/M=535㎜ M/L=550㎜ XL=565㎜
製品版  S/M=540㎜ M/L=550㎜ XL=560㎜
以上がサイズ部分の変更点です。
試作版のジオメトリー表
試作版の数値のみのジオメトリー表


【特徴的なシートステーブリッジ】
形状の変更無しです。

賛否両論真っ二つ!というか、正確には『うーん、普通にパイプ状のブリッジでいいんじゃないの?』ってのと、『ま、造っちゃったから仕方が無い。良いにつけ悪いにつけ、このフレームはこのブリッジと皆さん思ってるでしょう。このままで良いんじゃない。』って意見が大半でした。
“良い”というのではなく“容認”って感じですかね・・・よって、製品版も同じ形状と致します。

ただ材料の板厚を現状のt4からt5に変更致します。
特に現状使われている6本のフレームで1本もトラブルは無いですが、やはりかなり実験的な形状。より安心出来る造りにしておきたいのと、BB部にウェルドオンするチェーンデバイスマウントと材料を統一する為です。多少でも無駄な材料の仕入は避けたいとの、製作者側の都合です。ご容赦下さい。


【多数指摘を受けているバックの柔らかさ】
これも変更無しです。
チェーンステー、シートステーとも、現状と同一の材料にて製作します。

チェーンステーにはブリッジをいれずに、代わりに板状のガセットを立体的になるように施工しています。こちらを参照下さい。
当初多くの“柔らかい”との意見から、少しでもその感触を払拭する為?『チェーンステーのガセットを、チェーンリングに干渉しない程度に伸ばした方が・・・』と、横田P自身が言っていましたが、カウンシルの席で『やはり現行で良いです。』となりました。富士見の4Xコースを走って『これでよい・・・』と思ったようです。


【トップチューブ下部のワイヤ固定小物】
当局の考え過ぎで設定した位置に駄目出しが出ました!
ナイロンストラップで留めるタイプの小物を使うのには変わりないのですが、わざわざ千鳥状に配したのがいまいちよろしく無いようです。左右並列に取り付ける形に変更致します。

また、ekくんと大地のフレームで当局が勝手に採用したポップナット&電工用クランプでのワイヤ固定方法も意外に良好なようです。イメージ的にはターナーやO-TAKE/トレイルヘッドで採用されている方法です。(アラヤのトラ車も同じ方法)
ただこの電工用のクランプは、当局が若干穴を大きくしてボルトが通るようにしたり、シフト用の細いアウターがすかすかにならないように小さなラバーをかませたりと、組み立てる際の工夫が必要です。人によって(ショップによって)は、『これでは製品とは言えないなぁ。』となるかもしれません。その辺が解決されない限り、採用しない方向です。

先行して告知している横田Pの報告と食い違っていますが、ご容赦下さい。


【ISCGは曲者です】
現状は湯田くんのみISCGマウントがウェルドオンされているのですが、いまいちのようです。
しかし、このISCGの規格もそんなに完璧な統一規格ではないですね。簡単にボルトオンなんて期待出来ないです。
この件は改めて、某ハードコアMTBショップのマスターに、ご教授賜る所存です。

しかしながら、デバイスのマウントは必ず装備します。これは決定事項です。


【塗装】
溶剤でも考えているのですが、溶剤ならきれいな発色で無いとと思っております。
粉体でも考えていますが、カドワキさん以外でも調査中です。
いずれにせよ、フルオーダーは厳しいかもしれません。もしフルオーダーでいくなら溶剤になります。とある問屋さんで色見本をカタログに掲載しているからです。
1本1本色見本を添えて注文する方法は避けたいと存じます。コストもさることながら、間違いの元だからです。ご容赦下さい。
塗装に付いては9月にまとめたいと存じます。
なおこのフレームに関しては生地出荷は一切考えておりません。全て塗装する事を予定しております。


【ステッカー】
hubgejapanとダウンチューブ下部に入っておりますが、この部分のみ、出荷段階で貼ってしまいます。なぜなら、ハブ毛フレームだからです。
その他のこまごましたステッカーは数種類あるステッカーキットから一つを選んでもらえるように考えております。
ちなみに彼らのハブ毛ロゴはステッカーではなくタックオフです。製品版はタックオフではなくステッカーになります。


【ヘッドバッジ】
これは非常に高価のなので不採用です。
なにか、もう少しシンプルなデザインのモノをステッカーにて貼ろうかとも考えております。もしかしたらリドルのロゴになるかもしれません。リドルバイクスだからです。
ちなみに、横田Pからもらった記念バッジは一つだけなのですが・・・。


【価格】
あくまで希望ですが、税込12万以下を目標としています。その為塗装に付いてはなるべくコストをかけないで施工したい所存です。ただし、最低限の“きれいさ”は充分考慮したいと考えております。



以後も追加条項が発生した場合は、ここへ追記していきます。

 
by the-riddlebikes | 2007-09-02 16:11

by the-riddlebikes