これでいいのだ!
例の新年の挨拶を、『つるん。』とのたまうことが出来ないのでございます。
去年の始めはチェ師匠にお言葉を頂戴しましたが、今年はお言葉というか、『こんな感じで。』っていう所信表明的に、彼に登場してもらいましょう。
バカボンのパパです。
2007年最後のエントリーで、“常識とはほどほどのお付き合いで、面白いと感じたことをやって行きたいと思います。”って書きましたが、その言葉で連想ゲーム的にうかんできたのがバカボンのパパでした。
ははーん。この壊れかけの地球をいたわるには、彼みたいな人畜無害なおバカさんになって、エコでつつましやかな暮らしを心がけます!ってことだな・・・と連想してしまった人。
さにあらず。
バカボンのパパは全然人畜無害じゃない!しょっちゅうバカボンと共謀して悪さをしておりました。
人の迷惑なんかいっさいお構いなしで、自分がやりたいことにとにかくまっしぐら。
その悪だくみの際の二人の不敵な悪人顔の描写を、アニメで何度も観たのを憶えています。
そしてなんといっても“天才バカボン”ってタイトル。
もう、タイトルの時点で既に理解不能な漫画ですよね。
もともとバカボンが主人公の設定だったのが、作者の赤塚さん曰く、『パパの方が面白くなってしまったから。』と、いつの間にかバカボンのパパが主人公に・・・。
っていうか、天才なのはバカボンの弟のハジメちゃんであって、バカボン自身は、バカ全開のパパのやることなすこと全てにリスペクトを示す、かなりのおバカさん。
バカボンのパパが、バカ田大学の同級生?にばったり会った時に、お互いが“ノールス信号”で会話しているのを知った時などは、ただただパパの凄さに感心する、稀代のバカエリートなのです。
天才バカボンはギャグ漫画です。
全編にわたるナンセンスかつシュールかつアナーキーなギャグに、そっと隠れたメッセージが・・・なんて観かたをしてはいけません。メッセージなんかナニもないです。笑
ただただ、ギャグ漫画なのです。
面白いか面白くないか。
げらげら笑えるか笑えないか、ただそれだけです。
最初の設定とかタイトルにしばられることなく、融通無碍にストーリーは展開。
ギャグ漫画なんだから面白い方へ面白い方へ・・・決め事にがんじがらめで、ギャグ漫画なのにどんどんつまらなくなっていく方が、よっぽど本末転倒といったところだろうか?
『これでいいのだ!』
本年は、こんな感じで行こうかなと。
2008年も、どうぞお付合い下さい。
the riddlebikes tayla