今年はたぶんこの一個だけ
ま、同じアパートなので出張にはならないとは思いますが、なにせ工具関係は全て事務所においている。
整備スタンドも空気入れも、ぜーんぶ事務所にあるので、前日の土曜日にどういった工具が必要でどのように修理して、どの部品の交換が必要か・・・などなどを検証。翌日の日曜に修理を実施したわけです。
モーターアシスト車といっても別にタイヤは26の1-3/8。その辺の自転車屋さんで修理できんじゃんって感じですが。拒否されたそうです。
理由はこれ。
こいつ、一見普通のチューブのようですが、中にウレタンが注入してあって、釘だろうが画鋲だろうがガラスだろうが、ナニが刺さってもパンクしないシロモノ。
じゃ、構造的にパンクしないんだからチューブ換えなくても・・・なはずなのですが、このウレタンが曲者。こいつ、一生モノじゃないんです。数ヶ月?数年?の使用で、だんだん当初の硬さが失われ、仕舞いにはブヨブヨどころかいびつになってきて、乗り心地最悪になるのです。
まったくだらしないヤツです。誰かさんみたいです。
ブヨブヨになってもそれなりにかたいダメチューブ。だからタイヤ外すのが意外に一苦労。
でもこのくらい、ちょっと工夫すれば修理出来るのに、どこの自転車屋さんかは知りませんが、あっさりと断られたらしいです。やってあげればいいのに・・・。
まったく、世の中セクシーな男がこうも少ないとは・・・嘆かわしいです。
僕は途中3年ほどブランクありましたが、19の頃から、メイカー・問屋・小売屋・フレーム屋等々、自転車業界三昧でした。だから一般車シーンでこのてのウレタンチューブが流行ったのも知っているし、これがクレーム出まくったのも見てきたし、実際何件も修理したし・・・。
雪でキンキンに冷えたタイヤでおててが激痛になったことを除けば楽勝修理。無事に通常のナショナル製チューブに換装、快適に乗れる自転車に復活させて頂きました。
日々ジェントルを磨く発展途上の僕なのでセクスィー部長にはまだまだ程遠いですが、つたない僕の修理のお礼に、ちょっと早めに例のモノを頂戴しました。
ママさんの一人娘さん(←この子がまた超かわいい!いっつも独り言言いながら遊んでる!!かわいすぎ!!!)から渡してもらったのですが、『ありがと!』ってしっかりした口調。胸が“キューン”ってなっちゃいました。
え?こ汚いおっさんにチョコレートくれたんだから、修理代は当然もらわなかったんだろうな!って?
あ、それはそれ、これはこれってことで・・・前後チューブ交換で5000円貰っちゃいましたぁ。
でも、部品代も消費税も出張代も?込みってことで、ギリでジェントルな男だと思うんですけどぉ。